ノルマンディーオーナーズクラブ 4次募集馬評価 血統

こんばんは。ノルマンディーOCの2015年産の4次募集馬が発表されました。

動画と測尺を見て予告時に抱いたものと違う馬が出てきた印象を受けました。さすがプロですね。素人の想像力の範囲に収まるサービスはしません。

血統からの印象を簡単にまとめてみました。終盤は疲れて内容がいい加減になっていますし、全頭じっくり見たわけではので後日ちょこちょこと修正してまいります。


No.38 タニノジャドールの15基本情報

募集総額(円) 12,800,000 生年月日 2015/06/03
一口あたり(円) 32,000 体高(cm) 161.0
 エイシンフラッシュ 胸囲(cm) 181.0
 タニノジャドール 管囲(cm) 20.5
母父  サンデーサイレンス 馬体重(kg) 470
性別  牡 測尺は2017/06/26
生産者  岡田スタッド
調教師  昆貢
活躍兄姉  ビッグウィーク
備考  四次募集

半兄(父バゴ)ビッグウィークは菊花賞馬、タイセイジーニアス(父タニノギムレット)は平地2勝・障害1勝。

当馬は父母の世代が合っていないためクロスが少なく、前面クロスは母母ノーザンディクテイター内Northern DancerとNasrullahだけのシンプルな配合。父エイシンフラッシュ、BMSサンデーサイレンスの持つスピードの血があまり生かされていないのは勿体無いが、クロスだらけでコテコテしているよりは数段まし。

Hyperion~BayadoとBlandford系のスタミナが生きているので、兄のイメージ通り芝の長距離路線が合うと思われる。

仕上がり易いと思われるが、遅生まれかつ晩成傾向の一族なので勝ち上がりに時間を要するはず。勝ち上がりに関しては昆厩舎の技量で何とかなれば・・・。

体も大きく丈夫そうに見えるので、1つ勝てば長く楽しめる馬になりそう。シンプルさと優秀なブラックタイプが魅力で、どういう馬に育つのか非常に楽しみ。


No.39 リンダムーンの15基本情報

募集総額(円) 14,800,000 生年月日 2015/02/25
一口あたり(円) 37,000 体高(cm) 161.0
 スペシャルウィーク 胸囲(cm) 187.0
 リンダムーン 管囲(cm) 22.0
母父  リンドシェーバー 馬体重(kg) 503
性別  牡 測尺は2017/06/26
生産者  小田牧場
調教師  畠山吉宏
活躍兄姉  なし
備考  四次募集

兄姉に中央での活躍馬はいない。

当馬はNearctic6×5*4系列ぐるみを主導にノノアルコへ血を集めている。集合力と結合力の高い迫力のある血統構成をしている。

セントクレスピン、ヒンドスタン、シラオキといったスペシャルウィークが有する良質なスタミナが全開しているのは大きな個性で、しかもこれらスタミナの血が主導のNearcticと直結しているので本格的なステイヤーになる素質は十分ある。また古馬になってからの成長も期待できる。適性は言うまでもなく芝長距離で脚質は先行粘り込みが合う。

スピードの血は生きているものの圧倒的にスタミナ優位なので生半可な調教では勝ち上がれない。キタサンブラックに近いスパルタ調教で才能を開花させてほしい馬。


No.40 エムケイミラクルの15基本情報

募集総額(円)  8,800,000 生年月日 2015/03/31
一口あたり(円)  22,000 体高(cm) 155.0
 ショウナンカンプ 胸囲(cm) 183.5
 エムケイミラクル 管囲(cm) 19.5
母父  フジキセキ 馬体重(kg) 483
性別  牝 測尺は2017/06/26
生産者  青森・佐々木牧場
調教師  青木孝文
活躍兄姉  なし
備考  四次募集

半兄マイネルマグレブ(父アドマイヤドン)が中央で1勝。

Northern DancerとNasrullahで全体をまとめていてMenowが生きているスピードタイプの馬。Gallant man(=Mehrabi)6×7が米系の血のまとめ役として有効に作用していれば2勝以上も期待できるが・・・。

スピードタイプだが父ショウナンカンプの持つ決め手の血が生きていないので、ぼんやりしたスピードタイプといえる。したがって適性はダート短距離。成長力は普通。


No.41 コールミーシュガーの15基本情報

募集総額(円)  6,000,000 生年月日 2015/03/25
一口あたり(円)  15,000 体高(cm) 155.0
 アポロキングダム 胸囲(cm) 182.5
 コールミーシュガー 管囲(cm) 19.0
母父  アドマイヤムーン 馬体重(kg) 466
性別  牝 測尺は2017/06/26
生産者  三石川上牧場
調教師  堀井雅広
活躍兄姉  なし
備考  四次募集

兄姉に中央での活躍馬はいない。

主導のHail to Reason~Turn-toが全体に配置されているのは魅力だがMr.Prospector4×5、Nearctic6*7×6*6といった主張の強い血が前面でクロスしているのが問題。

晩成血統ではないが仕上がりにくい構成なのでデビューは遅めか。ダート短距離で着を拾って賞金を稼ぐタイプ。一口当たりの価格は大いに魅力。


No.42 スイートクラフティの15基本情報

募集総額(円)  10,800,000 生年月日 2015/04/17
一口あたり(円)  27,000 体高(cm) 157.0
 ダノンシャンティ 胸囲(cm) 180.0
 スイートクラフティ 管囲(cm) 19.5
母父  Crafty Prospector 馬体重(kg) 455
性別  牝 測尺は2017/06/26
生産者  シンボリ牧場
調教師  飯田祐史
活躍兄姉  なし
備考  四次募集

兄姉に中央での活躍馬はいない。半兄は父キンシャサノキセキで4分の3が同血。

Northern Dancer6×4に血を集合させた配合。Almahmoud、In Reality、Bold Rulerといった欧米のスピードが生き、しかもこれらの血が互いに直結しているのは大きな加点事由で、公式HPのPRどおりスピード豊かな馬と思われる。

半兄よりNorthern Dancerが1代後退したことでAlmahmoudとBold Rulerのスピードが明確になるという配合の妙有り。

しかしVaguely Noble6×5とIn Reality5×4が同居しているように、相容れない欧米の血が前面で混在しているのは大減点。それと父母で世代が合っていないのも気になる。芝向きのスピードが生きているが母内の血の位置関係からダートのマイラーになる可能性も。この辺りは育ってみないと分からない。

Vaguely NobleとAlmahmoudの関係をIn Realityクロスが阻害していなければ成長力はOK。開花は遅めでしばらくは詰めの甘い走りを見せる。

In RealityクロスとCrafty Prospectorがなければ手堅い芝馬になれたかもしれないが、これら米系の血の存在によりある日突然走り出す馬になったかもしれない。


No.43 マイネナデシコの15基本情報

募集総額(円)  19,200,000 生年月日 2015/02/27
一口あたり(円)  48,000 体高(cm) 163.0
 ゴールドアリュール 胸囲(cm) 186.0
 マイネナデシコ 管囲(cm) 19.8
母父  サッカーボーイ 馬体重(kg) 476
性別  牝 測尺は2017/06/26
生産者  谷口牧場
調教師  羽月友彦
活躍兄姉  なし
備考  四次募集

兄サーブルノワール(父ブラックタイド)は現役馬で、3歳5月に東京ダート2,100mで勝ち上がっている。

Nureyev、ノーザンテースト、Nijinskyが強固に結合して父の母ニキーヤを強調した配合。Northern DancerとNijinskyの位置関係が大きな傷になる危うさを感じるものの、まとまりの良さがある。

スピードはAlmahmoudとNasrullahから、スタミナはHyperionとPrince QuilloそれにBlandford系の血からで不満の無い内容。

欧米の血のバランスは取れているが米系の生かし方とFair Trialの生かし方がやや不十分。

兄ほどではないがスタミナ優位の内容で成長力が期待できる。芝向きの血が生きてはいるが主戦場はイメージ通りダート中距離になりそう。

勝ち上がりには時間を要すると思われるが、能力開花後の安定感は良好と思われる。

兄には無かったNasrullahとNijinskyがクロスし、Northern Dancerが4代目に上がった事でシンプルさは失われたが、その分スピード能力は上がったと考えられる。

牝馬にしてはくどい配合だが牡馬顔負けのスケールの大きさは魅力。牝馬のゴールドアリュール産駒のジンクスを打ち破る潜在能力を秘めていると思う。


No.44 ヤマトプリティの15基本情報

募集総額(円)  7,600,000 生年月日 2015/04/15
一口あたり(円)  19,000 体高(cm) 159.0
 アポロキングダム 胸囲(cm) 185.0
 ヤマトプリティ 管囲(cm) 20.0
母父  アンバーシャダイ 馬体重(kg) 474
性別  牝 測尺は2017/06/26
生産者  白井牧場
調教師  菊川正達
活躍兄姉  ヤマトマリオン
備考  四次募集

半姉ヤマトマリオン(父オペラハウス)は東海ステークス、フローラステークスの中央G2そして交流重賞2勝含む重賞4勝馬。半兄ヤマトスプリンター(父マヤノトップガン)は中央3勝。ブラックタイプは今回の募集の中ではタニノジャドールに並ぶ優秀さ。

Northern DancerとNasrullahを使って血をまとめたいが父母の世代が合っていないためやや甘い。母ヤマトプリティはスピード豊かな血統だが父の血が新しいので、それを生かせていないのが勿体ない。ダート短距離でコツコツ稼ぎたい。

成長力は普通だがバランスが良くないので成績は安定しないかも。


No.45 ヤマカツアンナの15基本情報

募集総額(円)  5,000,000 生年月日 2015/05/06
一口あたり(円)  50,000 体高(cm) 157.0
 シニスターミニスター 胸囲(cm) 183.0
 ヤマカツアンナ 管囲(cm) 19.0
母父  フォーティナイナー 馬体重(kg) 465
性別  牝 測尺は2017/06/26
生産者  青森・長谷地信春
調教師  園田・盛本義正
活躍兄姉  なし
備考  四次募集

兄姉に中央勝ち上がりはなし。

前面にMr.Prospector5×3とNorthern Dancer6×4はあるが、Royal Charger8*8×6と豊富なNasrullahが骨組みとなる配合。

父母の世代が合っていない上に、主導とあまり関係ない血が前面で主張しているのは大減点。

Mahmoudも加わっているスピードに関しては地方所属ならば合格点といえる一方でスタミナはかなり不安。直線でへばって後退しないよう時間をかけてスタミナを強化したい。

ダート短距離でコツコツ稼ぎたいタイプで、園田所属ならば収支はともかく結構楽しめるかもしれない。


 

雑感

今年の4次募集の馬は、比較の話で言うと、総合的な質は昨年の3,4,5次募集より高いのでは。どうせ4次募集だろと見くびっていたところを見事に裏切られました。さすが意外性のノルマンディー!

馬体は全く分かりませんが、動きと血統はマイネナデシコの15が抜けているように思います。昨年シルクで募集されたサーブルノワールも募集時に大物感溢れる姿を見せていましたね。この一族は見る者をワクワクさせる才能を持っています。半兄は小島太厩舎で今年はビターレを管理している羽月厩舎。ダート路線で一発かまして欲しいです。

注目のリンダムーンは畠山吉厩舎ですか。リンダムーンの15の血統は重厚で課題はスピード能力の開花。開花してしまえばこっちのものですが相当厳しく鍛えないといけません。春の天皇賞を目標にできる大器だと思うので是非才能を開花させてもらいたいです。

人気の高そうなタニノジャドールは岡田スタッドの育成力と昆厩舎の技量で何とかなりませんかといった感じです。

過去のエントリーでエムケイミラクルの15が面白いと申し上げましたが、動画を見て今回は見送らせていただきます。私にはちょっと難しい馬でした。

新規入会者向きかどうかは微妙ですがスイートクラフティの15が穴っぽいですね。欧米の血がここまで拮抗していると普通駄目なのですが、スイートクラフティの15のスピードの生かし方が気になって仕方ありません。当たりか大外れのどちらかです。

新規入会者はタニノジャドールの15に申し込むのが手堅いと思います。関西の腕の良いトレーナーが管理しますし、兄はG1勝っていますし、馬体のサイズ・動きも駄目ってわけではないですし。価格は400口募集の7頭中上から3番目という出資者に配慮した絶妙の設定で、販売者側がタニノジャドールの15で入会してくださいと囁いている声が聞こえるような気がします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Scroll to top