数か年計画で考えると2015年産は割安。
こんばんは。本日2017年セレクションセールが行われ、売却総額が約31億円、そして取引平均額が全体で約16.9百万円(牡18百万円、牝13百万円)を記録しました。昨年の売却総額が約25億円で取引平均額が全体で約14.5百万円(牡16百万円、牝9百万円です。平均取引額が全体で約16%上昇(牡は+12%、牝は+44%)上り、競走馬市場の盛況ぶりがうかがえます。
このように盛り上がったセレクションセールでしたが、(有)ノルマンディーファームは今回1頭も落札しませんでした。おそらく狙いを定めていた馬の落札額とクラブの望む金額が合わなかったからでしょう。(有)ノルマンディーファームの主たる仕入れ場所はこの後に行われるサマーセールとオータムセールになるので、そこで今のクラブの勢いを反映する暴れっぷりを見せてくれると思います。
ところで今回のセリの落札価格の上昇が2017年度の募集と無関係であるとは思えません。経営環境に対応するために募集価額を上げるか質を下げるか、もしくはそれら両方を実施するでしょう。
どのくらい募集額が変わるか上の数字を用いて単純計算をすると、本年度960万円水準の牝馬が来年度には1,380万円(本年度の144%相当)になる、あるいは本年度666万円(960万円×100/144≒666万円)水準の馬が960万円で募集される計算になります。
そこで私が考えるのは、割安な(と私が勝手に予想する)2015年産の馬へ出資する作戦です。
毎年出資馬が2歳にデビューする喜び、初勝利を挙げる喜びを毎年度味わいたい場合はともかくとして、とにかく1つ勝って長く楽しめる馬に出資したいと考えている場合は有効な作戦だと思います。私は何かしらのキャンペーンのタイミングに合わせて2015年産の残口馬に出資するかもしれません。
まさかとは思いますが、今日のセレクションセールでノルマンディーが1頭も落札しなかったのは2015年産の割安感を煽る作戦だとしたら将棋の藤井四段もびっくりするノルマンディーの戦略眼ですね。
最後まで読んでいただき
今日は東京でもまとまった雨が降りました。カンカン照りが続き、空気がパサついていたので恵みの雨になったと思います。
明日以降も日中の暑さにはお気を付けください。
ありがとうございました。
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