こんばんは。今週の弥生賞に未出走馬ヘヴィータンクが出走。過去にアドマイヤベガが新馬戦4着(1着降着)後に未勝利の身でエリカ賞に出走した事がありますがG2出走は異例中の異例。ヘヴィータンクはアドマイヤベガ級の素質馬ではなかったようですし、直前の動きが良いならばともかく、仕上がっていないのは明らかな状態でした。世代トップクラスが争うレースにこのような未完成馬が出ても酷い結果になるだろうと心配されましたが、案の定勝ち時計2分01秒0に対して遅れること22.9秒の大差負けでゴールしました。
馬の素質もあるでしょうが、仕上がり度合いでここまで差が付くとは思いませんでした。ノルマンディーOCの現3歳馬は昨年秋に酷い負けを喫していましたが、牧場および厩舎スタッフが頑張ってくれたからあの程度の負けで済んだのだと認識を改めました。【補足】2歳春までの遅れをその後のスタッフの奮闘で挽回しているという意味です。箱根駅伝で例えると1区が大ブレーキで断トツ最下位になったが、2~5区が頑張ってシード権争いに加わるかどうかの所まで追い上げたという感じです。却って分かりにくくなったかもしれません・・・。
02月26日月曜日
メイユールG前差され2着。
ルメイユールが川崎競馬7R池上厩舎スタッフ一同がんばったで賞に出走。大外からハナに立ち途中競りかけられる事もなく直線に入りましたがゴール前で12頭中10番人気の伏兵トイトイトイに差されて2着に敗れました。ルメイユールは単勝1.9倍の1番人気で、1番人気のノルマンの勝率が低いジンクス通りの結果となってしまいました。
02月27日火曜日
ラフカディオ骨折。勝ち抜け目前のアクシデント。
ラフカディオは右前脚の出に硬さが見られ、この日の朝に美浦トレセン診療所内でレントゲン検査を行ったところ、右前脚橈骨遠位端の剥離骨折が判明しました。近日中に美浦トレセン内診療所にて剥離した骨片の摘出手術および内部のクリーニングを行う予定との事です。
勝ち上がり目前まで来ての骨折は、2014年産ワンダーセトラの悪夢を思い出させます。無茶な使い方や調教をしているように見えなかったので不運としか言いようがありません。何とか秋までに復帰出来る事を願います。
02月28日水曜日
ヴァイスヴリッツも骨折で戦線離脱。辛いノルマンここは堪え時だ・・・・。
先週の新馬戦で4着に入ったヴァイスブリッツですが、朝の馬体チェックの際に歩様の乱れが見られ、トレセン診療所内でレントゲン検査を行ったところ、両前脚橈骨遠位端の剥離骨折が判明しました。
3/1(木)に栗東トレセン内診療所にて剥離した骨片の摘出手術および内部のクリーニングを行う予定との事です。馬が一番痛いと思いますがクラブもかなり痛いと思います。ここは堪えてください・・・。
ブラックヘルトは園田の直線が長く2着に。
JRA復帰を賭けてブラックヘルトが園田7Rに出走。単勝1.5倍の1番人気に支持され復帰は間違いないと思われました。しかし道中は掛かり気味に進み直線で2番人気ミスターロマンスに差されて2着に終わりました。
ソルオリーヴァ、ルメイユールも一発で決められませんでしたし地方競馬はそれほど甘くないということでしょう。そんな甘くない地方競馬しかも南関でぶっちぎりの競馬で3連勝をしたグランティエラは結構やれるかもしれませんね。厩舎も騎手も南関時代と変わるので簡単な話ではないと思いますが、来週の復帰戦でどのような走りを見せてくれるのか今から楽しみです。
マグレブ川崎緒戦は10着。
マグレブは中央復帰後の成績が振るわず再び地方へ。4か月ぶりの競馬は川崎で。レースでは直線の粘りを欠いて10着に敗退。変わり身に期待しましょう。
03月01日木曜日
ダイバージェント回ってきただけでV!
ダイバージェントが川崎競馬へ遠征し2番人気で優勝。御神本騎手を困らせる場面が全くない楽勝でした。今日の勝ちっぷりならば公式コメントどおり昇級戦もやれそうです。ただ最近の地方ノルマンはJRA復帰にリーチがかかってからもたついているので楽観し過ぎるのは良くないでしょう。
それにしてもグランティエラ然り、南関の一流どころの厩舎と調教師に管理してもらって本当に幸せですよね。中央で勝てなかった馬の多くは地方でも先頭を駆ける事無くターフを去るわけですから、関係者の熱意と努力に感謝です。
03月02日金曜日
2次募集馬の名前が決まる。
今回も素敵な名前がありますね。
オルダージュ(カリオンレディの16)の由来がノルマンディー地方で生産される熟成された酒。他のクラブでは絶対しっくりこない、ノルマンディーOCならではの名前、素晴らしいです。いつの日かダービーを狙える馬が現れたときはモンサンミシェルと大それた名前を名付けたいですね。
各馬の活躍を願っています。
02月24日土曜日
アインとラクシュミーが同レースに出走。ラクシュミー勝ち上がりはお預け5着。
小倉1R未勝利戦、今回はアインツェルカンプとラクシュミーの2頭出し。ラクシュミーは前走の惜しい2着が評価されて単勝1番人気に。勝利目前に見えましたが競馬の神様がまだ早いと判断されたのでしょう。完敗の5着に終わりました。アインツェルカンプは直線勝負に徹して7着に。コツコツと賞金を稼いでいます。
ヴォルパン果敢に阪神遠征敢行も10着。
関東馬ヴォルパンテールが阪神未勝利戦に挑戦。紛れの少ないコースで騎手とばっちり折り合って走り、4角まで期待を抱かせましたが、直線の脚色で劣り10着に敗れました。
なおこのレースにサワヤカフェスタの半弟サワヤカタイドが出走。父ブラックタイド母サワヤカスズカ母父サクラバクシンオーとキタサンブラックと4分の3同血という注目馬です。結果は8着でした。
メルドオール戦法が固まってきたのは好材料。小倉で追い込んで4着。
先日のエントリーで取り上げたメルドオールが出走。小倉競馬で最後方待機と開き直った騎乗でチャンスを窺うと直線で前がばらけてインコースに進路が拡がる。中谷騎手がそのスペースを突くもメルドオールは伸びあぐね、そこから外に振って追い込むと良い脚を使い4着まで伸ばしてきました。
公式コメントにあるとおり、戦い形が板に付けばどこかでチャンスがると思います。
土曜日の成績は御覧の通りです。
馬名 | 競馬場 | レース・名前 | クラス | 芝ダ距離 | 着順 |
ジャストフォーユー | 阪神 | 障未勝利 | ダ2970 | 10 | |
ヴォルパンテール | 阪神 | 未勝利 | 芝1800 | 10 | |
デスティニーソング | 阪神 | 1000万下 | 芝1200 | 04 | |
ラクシュミー | 小倉 | 未勝利 | ダ1000 | 05 | |
アインツェルカンプ | 小倉 | 未勝利 | ダ1000 | 07 | |
ツァイトライゼ | 小倉 | 未勝利 | ダ1700 | 06 | |
シュエットヌーベル | 小倉 | 500万下 | 芝1200 | 06 | |
メルドオール | 小倉 | 唐戸特別 | 500万下 | 芝1800 | 04 |
クイーンズトゥルー | 中山 | 未勝利 | 芝1600 | 09 |
02月04日日曜日
ブランメジェール、芝スタート適性の高さ見せ快勝。
これまでの歯がゆい競馬は何だったのか。
ブランメジェールが阪神へ遠征し最終レースを快勝しました。阪神ダート1400mのスタート地点は芝になっていて、ブランメジェールはその芝ゾーンでスイスイとスピードに乗る事に成功。楽にハナを奪うとそのまま後続を3,4馬身引き離したまま直線へ。最後の脚色は多少鈍りましたが1馬身4分の3の差をつけてゴールイン。約1年ぶりの勝利となりました。
元々芝適性はあり、初戦の新馬戦は芝1400mで3着となっています。次もライバルが同じ競馬を許してくれるか分かりませんが、楽に運べばかなりやれそうです。
男・大野カルヴァリオで意地の勝利。
中山最終Rの発走15分前にお手馬だったブランメジェールが優勝。自分が降りてすぐの勝利だけに心中期するものがあったでしょう。
カルヴァリオは8番枠からスッとラチ沿いへ移動し、直線までラチ最内の経済コースを通りました。直線入り口で少し外へ出してショウナンアンセムに外から被せると、そこから若干早いタイミングで先頭に立ち、アオイシンゴらの追撃がありましたが半馬身振り切って優勝。最後は大野騎手の執念が馬に乗り移ったかのような粘りでした。
カルヴァリオは復帰後も決して悪い内容では無かったのですが、3歳夏の勢いが感じられなかったので、ここも厳しいと思っていましたがやってくれました。直前でブランメジェールが勝っていなかったら、大野騎手に乗り替わっていなかったらひょっとしたら負けていたかもしれません。中々良いレースが見られました。
日曜日の成績は御覧の通りです。
馬名 | 競馬場 | レース・名前 | クラス | 芝ダ距離 | 着順 |
プラチナムバレット | 阪神 | 大阪城S | OP | 芝1800 | 03 |
ブランメジェール | 阪神 | 500万下 | ダ1400 | 01 | |
コーラルフィーユ | 小倉 | 未勝利 | 芝1200 | 10 | |
カルヴァリオ | 中山 | 1000万下 | 芝1600 | 01 |
最後まで読んでいただき
ノルマンディー1日に2つも勝っちゃいましたね。2頭とも本来の力を出せば現級上位の実力の持ち主でしたから結果が出て良かったと思います。
大阪城ステークスで3着に入ったプラチナムバレットは、昨年の今頃も阪神競馬場で頑張っていました。1年前ももどかしい走りを見せていたのを思い出しました。春の訪れを感じます。
ありがとうございました。