ロワセレスト(Roi Celeste)意味はフランス語で天空の王者で父と母の名前から連想して名付けられた。募集総額は29,600千円とノルマンディーではかなり高く、私にとっては天空のような高さだ。2015年産世代のエースといっても差し支えないだろう。
父ルーラーシップ母メルセダリオ母の父タニノギムレットという血統で兄姉で中央のレースを勝っている馬はいないが、祖母アンデスレディーが重賞3勝、ディープインパクトのダービーで2着に入ったインティライミを輩出。他にも七夕賞を勝ったサンバレンティン、オープン馬フォルクローレを産んでいる。さらにここから分岐した子孫にアロマティコ、レイナカスターニャ~アンデスクイーンがいる優秀な一族だ。

デビューは冬の真っ只中の東京競馬第4レース。天空の王者はファンに支持され単勝2.2倍の堂々の1番人気。
午前中最後のレースなのに昼飯を食った後のようなまったりした気配は気になったが、クラブの強気の値付けそして競馬ファンの厚い支持もあるから何とかなるだろう。馬券は買わなかったが。
不安は的中。JRAレーシングビュワーでレースを見直すと前半の行きっぷりが悪く、押して前へ行かせるもそこでエネルギーを使い果たしたかのように直線は伸びず、見せ場なく14着に敗れた。鞍上の内田博騎手は馬場が合わなかったとコメント。そうさそうなんだ。この日のようなどろんこ馬場は王者に相応しくなかったのだ。

レース後ほどなく美浦トレセンの近くにあるNSRという外厩に出され、そこでじっくり鍛えられ3月21日に帰厩。そこから更にトレセンで乗り込まれ、4月22日(日)芝2400m未勝利戦で復帰予定。鞍上は田辺裕信騎手と王者復活の舞台は整った。調教師のコメントからは、まだまだ絞り足らない様子がうかがえるので、まずはロワセレストらしい走りを期待したい。
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