日本で最もエキサイティングなダービーである東京ダービーは矢野貴之騎手騎乗のハセノパイロが優勝し、悲願のダービー制覇を狙った的場文男騎手はクリスタルシルバーに騎乗し残念ながら2着に終わりました。
注目の的場文騎手はレース中幾度となくスーパープレイを披露してくれました。スタート直後では、前へつんのめりながらも直ちに体勢を立て直して最内へ切れ込んでいく覚悟のポジション取りを披露。まるで首都高速の4車線を200m足らずで左から右へ渡り切るような鋭さでした。向こう正面においては、掛かり気味のクリスタルシルバーを気づかぬうちに落ち着かせ、直線では距離延長に不安を抱えている馬を最後まで粘らせる常識を超える技を見せてくれました。
これだけ必殺技を繰り出しても勝てなかったのはおそらく矢野騎手が的場文騎手の動静を徹底的にマークしていたからでしょう。アーネストホープの走りを見てお分かりのように南関ではマークされた場合馬の力が抜けていないと中々勝てません。
この日は時の経過とともに前残りが顕著となったのですが、直前の10Rで矢野騎手は的場騎手の馬より前に位置して逃げ切っていて、東京ダービーにおいても的場文騎手の仕掛けよりも早く仕掛けてクリスタルシルバーをクビ差封じています。前日も2度1着矢野2着的場文の決着があり矢野騎手の勝利への執念が凄かったと諦めるしかありません。
また歴代最多勝記録についても大井開催の的場騎手は思ったほど白星を増やせず記録達成もお預けとなりました。早く記録を更新して欲しいですが、まずは安全第一で騎乗していただきたいと思います。
残念、北から日が昇らず。
浦和7Rライズインザノース3着
4角まで1番人気アイオブタイガーを上回る手応えだったが直線へ向いてから伸びあぐねる。最後は勝ったナラに並ぶ間も無く交わされて3着に敗れた。敗因は太め残りとの事。夏場に体を増やすなんて頼もしい限りじゃないですか。ライバルが暑さにやられているタイミングで勝ち上がりましょう。
夏競馬で浮上のきっかけを作ったMM7着。
阪神1Rミストレスメジャー7着
大きく出遅れて道中も離された最後方を走るも終いはそれなりに伸びて7着でゴール。「道のり=速さ×時間」の公式を疑う走り、ちゃんと1800m走った?今日のようにレースの駆け引きの要素が殆ど無い展開になれば強みを発揮するようです。同じような展開が再び訪れるか疑わしいが希望が生まれたのはプラス。スターズファンド出資者として嬉しいですっ!
幻惑ラップで見せ場作ったミュートロギア。
東京10Rミュートロギア7着
新潟で会おうと書いた翌週に府中に現れるミュートロギア号。500m通過付近からペースを上げてハナを奪い4,5ハロン目のラップを落とさぬ幻惑走法で勝負をかける。変則ラップがツボに嵌って坂の頂上付近まで見せ場を作った。結果は7着だったが自力で局面を打開する走りは見ていて気持ちが良い。次こそ新潟で会おう。
そういえば先週黒岩調教師がミュートロギアに馬群で我慢する経験をさせると話していたけど、その話はどうなっちゃったのかな?
スピード魅せたレベルドは前走から大きく前進。
阪神1Rレベルドアリュール15着
道中は楽に番手追走。勝負所で後れたのは気性の難しさが出たからではないかと鞍上のコメント。スピードとサイズに問題無いのはこの時期の未勝利戦では大きなアドバンテージ。気性の改善が成績に直結しそう。
未勝利ち抜けへ一進一退の状況が続くツァイト。
東京2Rツァイトライゼ7着
前走と同条件で位置取りもほぼ同じ5,6番手。レースラップの前半3Fは36.6秒で前走より0.5秒遅かったのが影響したか、少しギクシャクした走りとなり直線で伸びを欠いて勝ち馬から1.9秒差の7着に終わった。なおクラブはこの競走で今週3回目の7着をゲット。だけど何ももらえないよ(当たり前)。
最後まで読んでいただき
2015年世代の勝ち上がりを賭けた大決戦が来週から始まります。
6月13日(水)アインツェルカンプ、クグロフ、ブライターデイズ
6月16日(土)ラヴノット、オートヴィル
6月17日(日)ヴィアプライド、ラズワルド、シュネルスト、ヴォルパンテール
まだまだ時間は残されているとはいえ掲示板に載らないと出走機会は限られてしまいます。まずは無事に回ってきてもらい、できれば5着以内でゴールしてもらいましょう。
ありがとうございました。