こんばんは。西日本の広い範囲に甚大な被害をもたらした記録的豪雨の被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。被害が軽微であることをお祈り申し上げます。
さて今週のノルマンディーですが、先週から始まった上昇トレンドに本格的に乗ったようです。土日の福島競馬で計2勝を挙げました。来週デビューするソルパシオンとタイドオブハピネスへ良いムードでつなぐことができたと思います。
コーラルフィーユ積極的競馬で収穫あった。
川崎9Rコーラルフィーユ13着
出は一息も笹川騎手が上手く前の位置を取って向こう正面へ。すると先頭争いに巻き込まれてしまい息の入らぬまま4コーナーへ。最後は流れ込む形となり13着に終わる。
レース後の笹川騎手のコメントで距離短縮がベターとの所見があり、次は6、7ハロンに絞って勝負したい。積極的に走ったから確かめられた適性距離。着順は悪くても次に繋がるレースができた。
スターズファンド2頭出しで明暗。
中京3Rアージェス3着、カシャーサ13着
【下見所の動画より】
アージェスはタルンとした歩き方で、踏み込みがしっかりしているのか単に腰が甘いのか分かりにくかった。それに覇気を感じらず、良く映らなかった。
カシャーサは歩様が硬いし気迫を表に出していない。このレースの出走馬はキビキビと歩く馬が多かったので、余計にネガティヴな印象を受けた。
【レースの動画より】
アージェスが内から速力を生かして好位置をゲット。しかし先手を取りたい馬が外から主張したので、道中は中団やや前目の位置まで順位を下げた。前半3Fは不良馬場で34.3秒のマズマズの流れで隊列は程良くばらけ、アージェスは最内でも揉まれる事無く万全の態勢で直線勝負に出られた。ラスト3Fはメンバー3番目の上りを見せて3着に浮上。鮫島克駿騎手の好判断が光った。
カシャーサは後方流れ込み12着。ただ1分12秒7で走っており、この馬なりに頑張っている。松若騎手が馬場と前の止まらない展開が・・・、と話していたので条件が変われば巻き返すだろう。
ファントムメナス昇級の洗礼。
中京12Rファントムメナス14着
前走比マイナス8kg。下見所では元気無さげに歩く。3Rで好騎乗をした鮫島克駿騎手がスタートから押して前へ促すも速力負けして後方へ。モアイ、ペルペトゥオといった現級卒業が見えている馬がいたので仕方ない。このレースも前の止まらない展開となり、後方から進めたファントムメナスは14着に終わった。今日は何もしていないに等しい。平坦小回り右回りの小倉ダートで巻き返したい。
福島でノルマン2頭出し。グランティエラ降級戦を快勝。
福島8Rグランティエラ1着ミラビリア4着
【下見所の動画より】
グランティエラは溌溂と周回し心身共に良好といった気配。単勝1番人気の馬らしい堂々とした雰囲気。
ミラビリアは戦前の師のコメントが良くなかったが、想像以上に活気があり踏み込みも良好だった。
【レースの動画より】
グランティエラの出は平凡も、騎手が促すと加速して無理なく先頭に。道中は悠々と先頭を走り、コーナーもスムースに回り、手応え十分で直線に向く。最後は上り最速の35.7秒でまとめて2馬身半差をつけて優勝。勝ち時計は1:07.3。専門誌の推定タイム(重不良)が1:07.9だったのでかなり優秀だ。現級では一枚上だったという事。
かなり印象的な勝ち方だったが次の9レース開成山特別を勝ったオジュウチョウサンに全てを持っていかれた格好になったのは残念。
ミラビリアは好スタートから木幡育騎手が押して押して外の3番手をゲット。未勝利を勝った時に近いポジションを取った。4角では内を走る馬に対してコーナーワークで後れを取ったが余力十分。最後もよく前へ迫ったが勝ち馬が強すぎた。ミラビリア自身は1:07.9で走っており、臨戦過程を考えたら上出来と言えよう。
動画を見る限りミラビリアは3着に見えたが判定は4着。ライブで見ていた人たちは、サッカーW杯のようなVAR(ビデオアシスタントレフリー)があればと思ったのでは。かなり際どい勝負だった。
【清水英調教師+4次募集】
グランティエラは2015~2016年シーズンの4次募集馬で即満口となった馬だった。募集時の動画を今見直しても力強い動きをしていて、会員の慧眼に畏れ入るばかりである。
そして2017~2018年シーズンの4次募集馬の中にトラックマグナの16という清水英調教師管理の馬が入っている。動画を見ると動きは硬いが中々楽しめそうな感じだ。
ブリリアントリリーが遂に決めた!ロングスパートの末に逃げ馬を捻じ伏せる!!
福島4Rブリリアントリリー1着
ブリリアントリリーは馬体は緩いが溌溂さがあり、力を発揮できる状態に映った。
好スタートから迷う事無く先団に取り付き折り合いに専念。残り800m付近からのペースアップに難なく対応し逃げ馬ベリータと一騎打ちになる。直線でベリータが激しく抵抗し、ブリリアントリリーも詰めの甘さを見せてゴール前まで勝負はもつれたが、そこは田辺騎手がきちんと誘導。一度奪った先頭を譲ることなく1着でゴール。出資者の皆さんおめでとうございます。
ブリリアントリリーの勝利までの道のりは福島競馬場のような平坦では無かった。ゴール遥か手前でズルズル後退したメイクデビュー。ハチャメチャだった2戦目。この時期は絶望しか感じなかったが、ブリリアントリリー陣営はこの2戦で既に勝利への道筋が見えていたのではないかと思えてくる。
3戦目以降は全てのレースで先行策を徹底。コースは左回り+坂、右回り+坂、左回り+平坦と順番に試し、レースは減量騎手を乗せて馬の負担を減らした。
そして決戦たる本日の未勝利戦は2戦目と同じ右回り+平坦の福島芝2000m。関東のトップジョッキーを手配して確実を期した。後ろから届かない馬場も味方したりと、人事を尽くしたら運が向いた。結果にコミットする栗田博調教師の手腕にただ感心するばかり。そういえば4次募集で栗田博師が管理する馬が1頭いたな。
さてブリリアントリリー陣営はこれでプレッシャーから解放され、あとは自分に合う条件で走るだけとなる。秋華賞は右回り+平坦の芝2000m。目標は急に大きくなるがこの馬の潜在能力をもってすれば決して高望みではないはずだ。クラブ久々のG1出走で感動を共有させて欲しい。
福島11Rプラチナムバレット 競走中止
詳細は公式HPにてご確認ください。ひとまず大事に至らなかったようで安心しました。
ベラが函館で大変身。末脚伸ばして自己最高着順!
函館8Rベラソヴラーノ4着
デビューから殆ど見せ場の無かったベラソヴラーノが函館で変わった。直線を向くまでは周りのスピードに付いて行けず着順を落としていくだけだったが、加速しながら4角を回ると、スピードに乗って直線に入ることができ4着でゴールイン。はるばる函館へ来た甲斐があり初の掲示板となった。
デスティニーS進路塞がり5着。鮫島クンやっちまったな。
中京9Rデスティニーソング5着
清州特別。デスティニーソングは道中内をソツなく周るも直線で行き場を失い外へ回すロス。その間に後ろから来た馬に追い抜かれて5着。
ブラゾン得意条件で実力を如何なく発揮。強敵相手に5着と健闘。
中京11Rブラゾンドゥリス5着
左回りダート1400mはブラゾンの得意条件。サッカー日本代表の乾選手の左45度みたいなものだ。
プロキオンステークスG3。ポジション争いは穏やかに決着してブラゾンドゥリスは3番手を確保したが時計は前半33.5秒と速いものとなっていた。ブラゾンが我慢できる限界まで積極的に運んだが、ハイペースでとばしたマテラスカイが1:20.3の好タイムで逃げ切り、2番手のウインムートに3着に粘られてはどうしようもない。
ダート短距離重賞は年間数鞍しかなく、ここを目標に屈強なメンバーが揃うのでこの日のような常識の通用しない決着になる。今日のメンバーに入って5着は立派。衰えを見せぬブラゾンの走りと武藤雅騎手の騎乗は素晴らしかった。
最後まで読んでいただき
いよいよ待ちに待った4次募集が発表されましたね。募集馬の評価は既に予約投稿済で明日アップします。お時間ございましたら目を通してください。
明日から2日間ノーザン&社台ファームの1歳と当歳馬がズラリと揃うセレクトセールが催されます。ここ数年浮世離れした金額で馬が取引されており、消費税額がノルマンディーの馬の募集総額を超える馬も現れます。
上場馬はノーザン&社台メインですが、当セールで(有)ノルマンディーファームの仕入部隊が馬を落札する年もあります。
2014年生 タイキクリスティーの14 → 募集されず。
2015年生 メロークーミスの15 → カシャーサ 7戦0勝
2016年生 テネシーワルツの16 → セレーネワルツ
2016年生 ハワイアンスマイルの16 → フェアリースキップ
2016年生 カグラの16 → カグラヒメ
これから4次募集が始まるタイミングで翌年度の1次募集を語るのは憚られるので多くは語りませんが、当セール落札馬は高確率で募集されると思うので落札結果は要注目です。
ありがとうございました。