おはようございます
ノルマンディーオーナーズクラブ2018年産募集馬の評価です。
牡馬No.28~30
No.28タニノジャドールの18基本情報
募集総額(円) | 11,200,000 | 生年月日 | 2018/05/12 |
一口あたり(円) | 28,000 | 体高(cm) | 156.0 |
父 | トーセンジョーダン | 胸囲(cm) | 176.0 |
母 | タニノジャドール | 管囲(cm) | 20.0 |
母父 | サンデーサイレンス | 馬体重(kg) | 440 |
性別 | 牡 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 岡田スタッド | ||
調教師 | 中川公成 | ||
活躍兄姉 | ビッグウィーク、ヴァイスブリッツ | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は9番仔。半兄ビッグウィーク(父バゴ)は菊花賞馬、ノルマンディーOC募集馬の半兄ヴァイスブリッツ(父エイシンフラッシュ)は中央2勝の現役馬。産駒は長距離適性の他、逆境に負けない精神力の強さが光る。
Northern Dancerクロスでまとめ、Almahmoud、Native Dancer系およびBold Rulerのスピードを補強した構成。曾祖母タニノヒユールパス内にあるスタミナの血であるDjebel~Tourbillonがほぼ眠った状態なのは残念だが、Northern Dancerを核とした結束力は強い。またクロスのバランスも非常に整っていて、堅実な競走成績が期待できる。
適性は芝中距離のスピードタイプ。本馬の血統表には古い血が並ぶが、現代のスピード競馬にも十分対応できる内容。能力開花は遅くないが本格化は古馬になってから。芝1800~2000mの条件戦で堅実な成績を残せたら。
【信頼のカントリー牧場ブランド】
配合的に奇怪な点が無い上にカントリー牧場が育んだ母系であれば、勝ち上がりは期待していいんじゃないでしょうか。条件戦で堅実に・・・、と控えめな事を書いていますが、5歳以降に大化けしてくれないかと密かに期待している1頭です。
No.29 メイショウガザニアの18基本情報
募集総額(円) | 8,400,000 | 生年月日 | 2018/03/18 |
一口あたり(円) | 21,000 | 体高(cm) | 156.0 |
父 | トーセンラー | 胸囲(cm) | 185.0 |
母 | メイショウガザニア | 管囲(cm) | 20.0 |
母父 | キングヘイロー | 馬体重(kg) | 465 |
性別 | 牡 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | プログレスファーム | ||
調教師 | 矢野英二 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は4番仔。半姉メイショウハナグシは中央1勝。他は地方1頭、未出走1頭で、母馬は当たり馬を輩出する可能性が十分残されている。
Lyphard~Northern Dancer、Halo~Hail to Reason~Turn-To、Mr.Prospector~Raise a Native~Native Dancerが前面で主張する。何がまとめ役で何がアシスト役なのか分からない配合。スピードの血が豊富かつ前面で主張しているので、おそらく短距離が合うと思われる。
デビューの時期は早くても完成は遅い。芝ダート問わず短距離戦が向く。近親度が強く健康管理が鍵となる。
【全部のせ的配合】
母メイショウガザニアは現代のサラブレッドの主流となる血をほぼ揃えていて、普通の感覚で種牡馬を選ぶとクロスだらけの仔が産まれます。本馬は普通の感覚で種馬を選んだと思われ、その結果、上述の通り前面で主張するクロスが豊富で非常に賑やかな血統表になりました。
見方を変えればどんな味になるのか非常に興味深い配合で、上手く行けば大爆発も無くは無い配合ともいえます。
No.30 ユメザンマイの18基本情報
募集総額(円) | 10,400,000 | 生年月日 | 2018/04/21 |
一口あたり(円) | 26,000 | 体高(cm) | 153.0 |
父 | バトルプラン | 胸囲(cm) | 180.0 |
母 | ユメザンマイ | 管囲(cm) | 20.5 |
母父 | フジキセキ | 馬体重(kg) | 460 |
性別 | 牡 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | グランド牧場 | ||
調教師 | 稲垣幸雄 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は5番仔。3頭が地方デビュー、1頭が競走馬にならず。本馬が中央競馬を走る初めての馬となる。
本馬は前面で異なる系統のクロスが主張して、何がまとめ役で何がアシスト役なのか非常に分かり難い。おそらくMr.Prospectorが全体をまとめてその他がアシストに回る構成と思われるが結束力に不安を抱える。
Northern DancerとSouth Oceanクロスがあるので、ひょっとしたらStorm Bird(≒Stormette)4×3で全体をまとめ、Mr.Prospector、In RealityのスピードとLe Fabuleuxのスタミナを加えた構成と解釈できるかもしれない。
デビューは早くても完成は遅め。ややスタミナ寄りのアメリカンタイプでダートの中距離が合いそう。珍しいクロスが前面で主張し、何が起こるか分からない福袋的な楽しみはある。
【Stormette一族】
3代母Stormetteは国内でそこそこ広がりを見せ、その血を持つ馬の多くが1800m以上の距離で活躍しています。父バトルプランは現役時代米国で6戦4勝。勝った条件は全てダ1600m~1800mでした。素直に考えればダート1700~1800m戦がターゲットとして適切で、その条件を狙い撃ちして勝ち上がりたいですね。
牝馬No.31~38
No.31 クリアソウルの18基本情報
募集総額(円) | 10,000,000 | 生年月日 | 2018/05/12 |
一口あたり(円) | 25,000 | 体高(cm) | 152.0 |
父 | スウェプトオーヴァーボード | 胸囲(cm) | 178.0 |
母 | クリアソウル | 管囲(cm) | 19.5 |
母父 | アグネスデジタル | 馬体重(kg) | 410 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 高山牧場 | ||
調教師 | 清水英次 | ||
活躍兄姉 | ピースワンパラディ | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は6番仔。4番仔ピースワンパラディ(父ジャングルポケット)が6戦3勝(3-1-2-0)で2019年12月現在で複勝率100%の堅実駆け。2番仔シゲルヒラマサは本馬の全兄で31戦3勝、ダート1200m以下で全3勝を挙げた。兄の走りから本馬の活躍はある程度計算できそう。クリアソウル産駒初の牝馬がどこまで上を目指せるか注目したい。
本馬はNorthern Dancerがまとめ役となり、そこにNative Dancer系、Bold Ruler、Turn-Toのスピードを加える構成。Native Dancer系のスピードに関しては、Mr.Prospectorクロスが4代目に張り出し、かつNashua~Nasrullahの流れもそこへ合流して、厚みのあるスピードとなっている。
スウェプトオーヴァーボート産駒で活躍している馬はMr.Prospectorクロスを持たない馬が多く、Mr.Prospectorを強く出した本馬がどのようなスピードを披露してくれるか興味深い。
成長は普通。全兄の実績を鑑みるとダート短距離タイプとみてよさそう。クラブの得意分野とマッチした楽しみな1頭。大崩れしない馬主孝行タイプ。
【ダート短距離】
ピースワンパラディは父内NureyevにAlmahmoud、Nasrullah、Native Dancerがぴったり収まる格好良い配合で、本馬とは別タイプです。全兄シゲルヒラマサは降級制度があった時代に500万下クラスできっちり稼いだ馬主孝行な馬でした。本馬は1勝クラスでどこまで稼ぐことができるか、レース選択に関するマネジメントが重要となりそうです。
No.32 ゴールドルージュの18基本情報
募集総額(円) | 6,400,000 | 生年月日 | 2018/04/02 |
一口あたり(円) | 16 ,000 | 体高(cm) | 160.0 |
父 | マツリダゴッホ | 胸囲(cm) | 183.0 |
母 | ゴールドルージュ | 管囲(cm) | 20.0 |
母父 | クロコルージュ | 馬体重(kg) | 474 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 村下農場 | ||
調教師 | 的場均 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は9番仔で半兄タイトロープ(父トワイニング)は中央ダート中距離戦で2勝。他の兄姉は中央勝ちは無く、地方競馬で活躍している。タイトロープは6代目Nasrullahをまとめ役として、間接的にBay Ronald系(※厳密にはBayronaldを持つ血と表すべきだが、ここではHyperion、Sir Gallahad=Bull Dog、Princequillo等を指す)のスタミナを補強した配合。
本馬は半兄タイトロープと同じ様に6代目Nasrullahが全体のまとめ役を務める。しかし父マツリダゴッホは半兄の父トイワイニングと比べて血が新しいのでBay Ronald系のスタミナの取り込みが甘くなった。スタミナをアシストしていたBay Ronald系の影響力が弱まる事で、Nasrullahの個性がより強く出る事になると思われる。よって半兄より短距離向きで中央より地方が合うタイプの馬になると考えられる。
強みに関しては、母ゴールドルージュがAlmahmoud、Banish Fearを仲介役としてHyperionと米系の血をそこそこ取り込んでいる。またTetratema(=The Strap)の決め手が生きていて、強烈な末脚を出せる潜在能力を秘める。
芝適性に関しては、1つ上のミニオンペールが本馬と同じマツリダゴッホ×Blushing Groom持ちの母の配合で、ダート中心の出走だがデビュー当初は芝適性を示していた。したがって地方ダート向きだが中央の芝でやれなくもない。
デビューは普通で芝ダート兼用のスピードタイプ。平坦小回り向き。祖母アグネスフェルティのような競走馬になると思われる。
【スーパー玉出もビックリ】
サービス価格の馬が2次募集で登場。安馬が走るノルマンディー、しかし本当に安い馬はあまり走らない印象のノルマンディー。実際はどうなのか、1口20,000円未満の安い馬の成績を簡単にまとめてみました。
集計範囲は私が入会した2014年世代以降になります。
募集価格(単位:万円) | 生年(単位:年) | 馬名 | 厩舎 | 戦績 | 顛末 |
760 | 2014 | ハニーロコガール | 和田雄 | 8戦0勝 | 園田へ移籍 |
2014 | ダイバージェント | 堀井 | 6戦0勝 | 南関で故障引退 | |
2015 | オンファサイト | 杉山 | 9戦1勝 | 名古屋へ移籍 | |
2015 | ツァイトライゼ | 田島俊 | 12戦0勝 | 南関で故障引退 | |
2015 | ハウキュート | 菊川 | 5戦0勝 | 金沢へ移籍 | |
2016 | アイルチャーム | 田島俊 | 8戦2勝 | 現役 | |
2017 | ステラディウス | 栗田徹 | デビュー前 | ||
720 | 2014 | クレムフカ | 矢野英 | 6戦0勝 | 金沢へ移籍 |
680 | 2014 | デスティニーソング | 松下 | 33戦4勝 | 現役 |
2014 | ラグランドルー | 鈴木孝 | 4戦0勝 | 名古屋へ移籍 | |
600 | 2015 | コーラルフィーユ | 堀井 | 7戦0勝 | 笠松へ移籍 |
10頭デビューで勝ち上がり3頭は健闘の部類だと思います。もっと遡ればクラブの看板馬ブラゾンドゥリスがいますし、交流重賞ウィナービスカリアは1口20,000円です。ですから安過ぎるからと心配する必要はありません。
また傾向として、安い馬は短距離馬の管理を得意とする厩舎に入るとチャンスが多くなっています。的場均厩舎は短距離馬が得意なんでしょうかねえ・・・、ちょっとわかりません。
No.33 サニーヘイローの18基本情報
募集総額(円) | 9,200,000 | 生年月日 | 2018/03/30 |
一口あたり(円) | 23,000 | 体高(cm) | 153.0 |
父 | カレンブラックヒル | 胸囲(cm) | 183.0 |
母 | サニーヘイロー | 管囲(cm) | 20.0 |
母父 | キングヘイロー | 馬体重(kg) | 482 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 丸村村下ファーム | ||
調教師 | 岩戸孝樹 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は2番仔。皐月賞、日本ダービー馬を勝ったサニーブライアンを輩出した牝系。
本馬は1列目にHalo、2列目にNorthern DancerとDroneクロスを配し、これら3種のクロスで全体をまとめてしまう構成。まとめ役の分かりづらさとクロスのバランスが今一つなのがマイナス。しかし前面クロスであるHalo、Northern Dancer、Droneは、内包するTurn-To、Almahmoud~Mahmoud、Pharamond~Phalarisで相互に結合。本馬の主なクロスは上記3つに集約され結束力は高い。ひょっとしたらひと仕事する可能性を秘めている。
デビューは早くても仕上がりの遅いタイプ。おそらく芝1600~2000mが合うと思うが、詰めの甘さのあるタイプなので、そこを補うためにダートを使われる可能性は十分にある。
【スケール感はメジャー級】
長く映る背中と容積豊かなトモは、どこかダイワメジャー産駒らしさを窺わせます。多分に緩さを残すため、外見はメジャーらしくても完成は相当遅くなりそうです。ノルマンの晩成型は一旦地方に移籍する事も想定しなければならず、ダート適正が無いと辛いものがあります。
当世代屈指の雄大な馬体には何かやってくれそうな夢が感じられます。細かい事を気にせずドーンと出資するのがベターでしょう。
No.34 サマーロコガールの18基本情報
募集総額(円) | 8,000,000 | 生年月日 | 2018/04/03 |
一口あたり(円) | 20,000 | 体高(cm) | 158.0 |
父 | アイルハヴアナザー | 胸囲(cm) | 190.0 |
母 | サマーロコガール | 管囲(cm) | 20.0 |
母父 | キングカメハメハ | 馬体重(kg) | 446 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 岡田スタッド | ||
調教師 | 伊藤圭三 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は5番仔。全兄ボーイズオブサマーは中央1勝の現役馬。半兄姉のハニーロコガール、バンクオブクラウズ(どちらも父ロージズインメイ)はノルマンディーOCで募集されたクラブゆかりの血統。
本馬は前面にあるMr.Prospectorクロスがまとめ役を務め、そこにNijinsky~Northern DancerおよびRoberto~Hail to Reason、Nashuaの底力を加えた構成。マルゼンスキーの祖母Quillクロスを持つ非常に珍しい血統。
RobertoとMr.Prospectorの相性の良さを存分に活かし、そこにNijinskyとQuillの馬力と底力が加わっているので、ダート1800m以上の消耗戦で存在感を示すタイプ。しかし何を主張したいのか非常に分かりづらい上に牝馬にしては重厚過ぎるのがマイナス。
デビューは遅め、本格化にも時間がかかるダート中距離タイプ。仕上げも難しそうで、実戦においても展開の味方が欲しいクチ。しかし数を使ってもへこたれないタフさは期待できる。
【全兄に似てくれたら】
全兄ボーイズオブサマーは3歳夏には勝てるかなと思っていた所で春に勝ち上がり。チューブのヒット曲「夏を待ちきれなくて」を体現してくれました。
本馬は立派なフレームに対して細身に映る馬体をしています。後々体重が増えてくれるのかどうか気になったので、サマーロコガール一族の募集時の体重とデビュー時の体重を調べました。
ハニーロコガール 募集時445kg→デビュー時428kg→3歳7月中央最終戦448kg

ボーイズオブサマー 募集時493kg→デビュー時512kg→3歳4月勝利時500kg

サマーロコガールの18 募集時446kg→デビュー時( )kg→3歳勝利時( )kg
3歳の暑くなる頃には募集時から0~10kg増になると見込まれ、本馬は450kgくらいでレースに出るのでは・・・、とかなり雑にまとめます。であれば馬体のシルエットもヒョロッとしたまんまかもしれませんね。因みに全兄ボーイズオブサマーの募集時測尺は体重を除き本馬とほぼ同じでした。できることならサマーロコガールの18にはここから全兄並みの体に成長してもらいたいですね。
No.35 シンメイミヤビの18基本情報
募集総額(円) | 9,600,000 | 生年月日 | 2018/03/11 |
一口あたり(円) | 24,000 | 体高(cm) | 161.0 |
父 | スクリーンヒーロー | 胸囲(cm) | 184.0 |
母 | シンメイミヤビ | 管囲(cm) | 19.5 |
母父 | Langfuhr | 馬体重(kg) | 454 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 飛渡牧場 | ||
調教師 | 和田勇介 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は5番仔。兄姉は全頭中央デビューだが掲示板に載った馬はいない。見慣れない母父Langfuhrは日本語でラングフールと読む。Danzigの直仔でカナダの殿堂馬。母系を遡るとマルゼンスキーの祖母Quillに行き着き、アイルハヴアナザーの母系と似た所がある。
本馬はDanzig~Northern Dancer(Nearcticを経由した)系列クロスで全体をまとめNative Dancer系のスピードとRobertoの底力を加えた構成。一見何を強調したいのか分かり難いが、Danzig~Northern Dancerの影響が非常に強くなっていて、実はDanzigメインの構成となっている。
母内Damascus、Quillの生かし方は甘く父内の血も眠ったままの血が多い。母系を生かす観点からは母内で強く主張しているDamascusは生かして欲しかった。せめてMy Babuクロスだけでもあれば・・・、といった感じだが、見方を変えればDanzigとRobertoをシンプルに活かした配合となる。本馬の配合が吉と出る事を願うばかり。
母内My Babuの生かし方が不十分なのは残念だが、Danzig、Nijinsky、Damascusと父内マジックゴデイスが互いを生かし合っていて、見た目以上にきめ細やかな配合。
デビュー時期は早くても勝ち上がりに時間を要するタイプ。芝ダート兼用のマイラーだが、時計勝負は厳しいのでダート1600m前後で戦うのがベターか。好調期の底力勝負で大駆けの可能性有り。
【やはりしっかりとした価格】
ごちゃごちゃした血統表ですし母系の活用に不満はありますが、それを差し引いても良く出来ている内容。ノルマンディーさんがうっかり安い値段を付けてくれたら・・・、と思っていたのですが、2次募集の牝馬の中で2番目の高さでした。これはプロが見ても本馬は勝ち上がると判断しているって事ですよね。期待しています。
No.36 スイートウィリアムの18基本情報
募集総額(円) | 7,200,000 | 生年月日 | 2018/05/05 |
一口あたり(円) | 18,000 | 体高(cm) | 155.0 |
父 | メイショウボーラー | 胸囲(cm) | 174.0 |
母 | スイートウィリアム | 管囲(cm) | 19.5 |
母父 | Miswaki | 馬体重(kg) | 420 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 高岸順一 | ||
調教師 | 石毛善彦 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は10番仔。半姉コスモチョコレイ(父ブラックタイド)は中央芝中距離で2勝を挙げる。半姉スウィートメリナ(父ワールドエース)は2019年阪神ジュベナイルフィリーズに出走した。
本馬はNashua系列クロスで全体をまとめ、Menow、Native Dancer及びBold RulerのスピードとRound Table(=Monarchy)のスタミナを加えた構成。
本馬は母の世代が古く母方の血が強調されている。Round Table~Princequilloはあるもののスピード系の血が多いので、イメージ通り短距離向きの馬になると思われる。細かい芸としてLa Troienneクロスがあり、それが能力向上に寄与していれば面白いが。
デビューは普通。完成は3歳後半以降になりそう。芝ダート兼用の短距離馬で時計勝負は不利。本馬のようなタイプはワンペースで駆け抜けるダート短距離を使われる事が多い。安定感に欠けるが連戦を戦い抜くタフさは備わっているので、とにかく使い続けてチャンスを窺いたい。
【G1出走の姉より上?】
米系寄りのメイショウボーラーとの組み合わせは、ドイツ系こってりのワールドエースを配した半姉スウィートメリサより配合的相性が良さそうです。
後ろ足のストライドが小さく見えますが、半姉もパドックで似たような歩様をしていました。気にしなくて良さそうです。
No.37 プラチナベールの18基本情報
募集総額(円) | 8,800,000 | 生年月日 | 2018/05/27 |
一口あたり(円) | 22,000 | 体高(cm) | 153.0 |
父 | ロージズインメイ | 胸囲(cm) | 175.0 |
母 | プラチナベール | 管囲(cm) | 20.0 |
母父 | アグネスタキオン | 馬体重(kg) | 460 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 岡田スタッド | ||
調教師 | 吉村圭司 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 一次募集 |
本馬は5番仔。半兄マイネルグルマン(父スニッツェル)は中央1勝。半姉ウェディングベール(父タートルボウル)は中央2勝で粕谷厩舎所属の現役馬。マイネルグルマンはNorthern Dancerをまとめ役にBold RulerとNative Dancer系のスピードを加える構成で現在主流の配合パターン。ウェディングベールはヴェンチアのスピードをはじめ父母両方の母系を見事に活用した配合。プラチナベール×タートルボウルは非常に相性の良い組み合わせ。
本馬は中央勝ちを収めた兄姉2頭とは全く異なりHaloクロスに血を集中させる構成をとる。母はフランス系主体の血統で父はコテコテのアメリカ血統。そのため両者の良さは殆ど引き出せておらず、父母の潜在能力の多くは眠ったままの状態である。
しかしAlmahmoud、Pharamond(=Sickle)のみならずBanish Fear、Blue Swords(=Bluehaze)クロスを作り、血統全体に散らばるHaloの血をしっかり集めている。また父母の潜在能力が眠ったままの状態の裏返しで、Haloの主張が非常に明確で、かつクロス数が少なく仕上げ易さが備わっている。
5月27日生まれだがデビューは早くなりそう。上手くいけば9月の阪神、中山開催にデビューできる可能性も。芝ダート兼用のスピードタイプ。早い時期から使っていって稼ぎ切りたい。
【タイキシャトル】
祖母オーベルゲイドとロージズインメイの4代父Devil's Bagの相性は良く、そこだけに着目すれば本馬の配合の方向性は合っていると言えます。ただあまりにもクロスがスカスカなので、Devil's Bag持ちならばタイキシャトルのほうがヴェンチアを生かせますし厚みが増すように思います。メイショウボーラーでは・・・、微妙かも知れません。
岡田スタッド産の牝馬ですし丈夫で数を使える馬でしょう。それでいて@22,000円ならば一考の余地はあります。
No.38 マイディアソングの18基本情報
募集総額(円) | 12,800,000 | 生年月日 | 2015/04/29 |
一口あたり(円) | 32,000 | 体高(cm) | 154.0 |
父 | ディスクリートキャット | 胸囲(cm) | 181.0 |
母 | マイディアソング | 管囲(cm) | 19.5 |
母父 | ディープインパクト | 馬体重(kg) | 450 |
性別 | 牝 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | いとう牧場 | ||
調教師 | 吉岡辰弥 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は4番仔。半姉ディザイアソング(父ハービンジャー)は中央1勝の現役馬。
本馬はNorthern Dancerをまとめ役にNative Dancer系のスピードを加える構成で、ここにTom FoolとPocahontasのスピード、底力そしてSomethingroyalのスタミナを追加している。サンデーサイレンスやDr.Fagerといった面白そうな血を生かしきれていないのは残念だが、これはこれで味わい深い配合になっている。
デビューは普通で芝ダート兼用のスピードタイプ。父は早熟血統でも本格化には時間を要する。
【無難に】
勝ち上がれる馬を確実に引きたいならこの馬を選ぶのが良いと思います。減点の少ない馬ですね。
地方馬No.39
No.39 ギタートウショウの18基本情報
募集総額(円) | 9,000,000 | 生年月日 | 2018/06/12 |
一口あたり(円) | 90,000 | 体高(cm) | 157.0 |
父 | シニスターミニスター | 胸囲(cm) | 183.0 |
母 | ギタートウショウ | 管囲(cm) | 20.5 |
母父 | アグネスデジタル | 馬体重(kg) | 477 |
性別 | 牡 | 測尺 | 2019/12/13 |
生産者 | 萩澤俊雄 | ||
調教師 | 田中淳司 | ||
活躍兄姉 | なし | ||
備考 | 二次募集 |
本馬は4番仔。兄姉は全国で活躍。
本馬はSecretariatとSir Gaylordの連合勢力及びNorthern Dancerによって全体をまとめMr.Prospectorのスピードを加えた構成。何を主張したいのか分かり難い点と3代母タバサトウショウの血と影響の強いA.P.Indyの血の相性が良くない。
面白そうな点はA.P.Indyの生かし方。地方のダート戦ならばジワジワと実力を付けて古馬になり頭角を表しそう。
デビューは遅くならなくても本格化は遅め。適性距離は幅広い。完成時にどのような競馬をするのか興味深い1頭。
【ギター━(゚∀゚)━!】
馬名の考え甲斐のある馬ですね。ベンチャーズ、エリッククラプトン、渡辺香津美、押尾コータロー、この辺りをサラブレッドぽくアレンジした名前になるのでしょうか。走れコータロー!
最後まで読んでいただき
2次募集馬の予想勝利数をまとめました。
※予想期間は3歳未勝利戦全日程終了までとしています。つまり3歳夏の終わりまでに何勝しているかの予想を下の表にまとめています。
※本ブログの内容は管理人個人の感想であり、競走馬の成績を保証するものではありません。
【牡馬】
予想勝利数 | 東 | 西 |
中央平地3勝以上 | ||
中央平地2勝 | ||
中央平地1勝 | タニノジャドールの18 |
【牝馬】
予想勝利数 | 東 | 西 |
中央平地3勝以上 | ||
中央平地2勝 | マイディアソングの18 | |
中央平地1勝 | サニーヘイローの18
サマーロコガールの18 |
プラチナベールの18 |
※晩成馬はここから更に勝利数と賞金を上乗せすると見込んでいます。
1次募集馬の評価時に申し上げたとおり、今年の岡田スタッド産は当たり年です。ですからタニノジャドールの18、サマーロコガールの18、プラチナベールの18、これら3頭に出資すれば長く楽しめると思います。タニノジャドールの18は半兄同様、4歳以降に勝ち星を上乗せできる潜在能力を感じます。
このブログが皆さんの一口馬主生活のお役に立つことができれば幸いです。
ありがとうございました。